「とうとう厄年かぁ。無事に過ごしたいから何か厄除けに効果的なモノはないかなぁ」
「寺社に厄除けにわざわざ行くのも、なんだか気が進まない」
「御守りを買っても身につけとくのがなんか恥ずかしい」
そんな方へ真言宗のお坊さんが厄除けにオススメのお札をご紹介します!そして記事後半では厄年を乗り切る方法もお伝えします!
この記事を書いた人
大周
福岡県の山奥にある真言宗の寺院の副住職。山岳修験の修行の聖地だった山寺で日々修行を重ねている。仏教は心のトレーニングと考えており瞑想体験なども行なっている。
厄年に貼るべきお札
厄年に貼るべきお札としてオススメなのが、
うすさま明王のお札です。
「うすさま明王って何?はじめて聞いたんだけど?」
うすさま明王とは仏教の仏様です。主に汚いモノをキレイなモノに変える力を持っています。
お寺ではトイレに、うすさま明王の仏像を祀って不浄な場所であるトイレを浄化する為に用いられている仏様です。
↓お寺のトイレに祀られる、うすさま明王
そもそも厄年とは?
厄年は、日本で昔から厄災が多く降りかかるとされる年齢のことです。
男性は数え年で25歳、42歳、61歳。
女性は数え年で19歳、33歳、37歳、61歳
大厄の年齢の1年前を前厄。大厄の年齢の1年後を後厄と呼んで災厄に備える時期とされています。
厄年の仕組みに科学的な根拠はなく、陰陽道由来とされるそうで昔からから根強く信じられている風習です。
「なんだ、ただの迷信か」と思うかもしれませんがバカにできないのが厄年です。
次からは私が僧侶として様々な方と関わる中で感じた厄年について解説します!
僧侶が考える厄年の仕組み
私は僧侶として長年、お寺に来られる様々な人達と接してきました。
病気平癒や体調回復の祈祷をお願いされることも多々あります。
ある時、病気平癒の祈祷者の名簿を見ていると厄年の年齢の人が多いという事に気づいたのです!
「あれ?もしかして厄年って迷信じゃないのでは?何か根拠があるのでは?」と思い色々調べてみました。
そして東洋医学の考え方に辿り着きました。
迷信じゃない!?東洋医学から見た厄年
東洋医学では年齢によって身体に大きな変化と影響が起きるとされています。
例えば女性の厄年19歳、33歳、37歳、61歳で考えると
19歳は女性の身体が初潮を迎えてから数年が経ち身体が少女から妊娠できる大人の身体に変化する時期です。
33歳は身体の成熟が終わり「老い」が始まりだします。活字の多い本などを見て読むのに抵抗感がある人は老眼の始まりと言われています。冬場に肌の乾燥を感じることが増えてきたりします。
37歳は髪が抜けやすくなり婦人科系の不調も起き出します。血行が悪くなりだして冷え性などになる方も増えます。
61歳は閉経も経験してホルモンバランスが崩れ体調の変化によって睡眠不足になる方もいらっしゃいます。肝気や心気が衰いだす時期です。
男性の厄年25歳、42歳、61歳で考えると
25歳では精通も迎え少年から男性の身体に変化して完成する時期です。
42歳では抜け毛や肌質の変化、疲れが取れにくいなどの変化が起きます。
61歳では生殖機能の衰えと筋肉の低下、動悸息切れが現れ出します。
厄年の時期に男女共にホルモンバランスと身体に大きな変化があり精神的にも影響が出る時期ですね!
そして身体に悪い影響が起きると身の回りでも悪いことが起き始めます。
「え!どういうこと!?なんで身の回りで悪いことがおきるの!?」
次からはその原理をお伝えしますね。
厄年に身の回りで災厄が起きる理由
その理由は自分の心の悪い感情に外からの悪いモノがシンクロするからです。
「どういうことなの?体調が悪いことと関係があるの?」
関係あります。厄年に身体のホルモンバランスが変化すると体調不調になります。
そして厄年の年齢は社会で働いたり子育てをする重要な時期でもあります。
そんなときに体調が悪くなると身体だけでなく精神もネガティブになってしまうでしょう。
「仕事もあるのになんでこんな目に、、」とか
「仕事も育児もあるのにイライラする!」など精神的にも負の感情になりやすいです。
すると身の回りでも悪いことが起き始めます。
仏教ではそれを同類親和(どうるいしんわ)と呼びます。
「同類親和?なにそれ?初めて聞いた」
次は同類親和について解説します!
同類親和の法則とは?
身体の調子が悪くなると心もマイナスの感情になり精神的に不安定になります。
イライラ、嫉妬、妬み、などが大きく育ってしまいやすい状態となります。
身体が悪くなり、心が悪くなる状態は自分の身体と心がマイナスの状態になっているというのとです。
すると身の回りでもマイナスの人が寄ってきたりマイナスな出来事が起きたり本来マイナスではなかったモノまでマイナスになっていきます。
それを仏教では同類親和の法則と呼びます。
同じ種類のモノが互いに引き寄せあって親しく和合するという意味です。
街中で同じような髪型、同じような系統のファッションで仲良く歩いている大学生やカップルがいますが、そういうふうに考えて頂ければ分かりやすいですね。
悪い身体と悪い精神に悪い出来事が引き寄せられてきて、それによって更に悪いループに入ってしまう。
そんな状態では平常心を保つのも難しいでしょう。
次からはそんな状態を打破するキッカケを下さる、うすさま明王のお札について解説します!
なぜ厄年にうすさま明王のお札が効くのか?
冒頭にもお伝えしましたが、うすさま明王は浄化を得意とする仏様です。
トイレのような不浄な場所を聖なる炎で浄化してキレイにする力を持っており、様々な場所で宗派を問わず信仰されています。
先程お伝えした汚い場所には汚いモノが寄ってくるという法則からトイレは昔から邪気が集まる場所として嫌われてきました。
そしてトイレが家の外から邪気が入ってくる鬼門ともされてきたのです。
うすさま明王はその邪気を家の中に入れない門番としてトイレを守護する仏様なのです。
「トイレを浄化する仏様が厄年になんか関係あるの?」と思われるでしょう。
うすさま明王はトイレを浄化するだけではなく人の心を浄化する力も持っています。
つまり家の外部から入ってくる邪気を祓い、厄年で心が弱っている人の心を浄化する力を持っているのです。
厄年特有の心の不調と外部から来る災厄を防ぐのですね!更に厄年で気になる身体健全のご利益もあります!
うすさま明王の身体健全のご利益
厄年で気になるのは身体の不調が起きないようにしたいということではないでしょうか?
うすさま明王は古来より戦国武将や経営者など多くの人から身体健全の仏としても信仰されています。
例えば風邪を引かない、安眠、お産や下腹部の病気平癒、活気をつけてやる気に満ち溢れさせるなど様々な身体健全のご利益があるとされています。
まさに厄年の方にはうってつけのお札であると思います!
うすさま明王のお札はどこに貼るの?
「うすさま明王のお札ってどこに貼れば良いだろう?寝室とかリビングに貼るのかな?」と疑問に思われるでしょう。
うすさま明王のお札はトイレに貼ってください。トイレに貼るのは抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
トイレの守護仏なのでトイレの壁にセロテープなどで貼ってくだされば大丈夫です。
↓下記の画像の赤いマークのあたりに貼れば問題ありません
そしてこの場を借りて宣伝させて頂きます!
私がお寺で三ヶ月間、厄払いの祈願をさせて頂いた、うすさま明王のお札を通販で授与させて頂いてます!毎月うすさま明王の縁日に護摩を焚いて拝み込んだお札です。
皆様の身体健全、運気向上、金運向上も合わせてご祈祷させて頂いております!
ご興味ございましたら下記のリンクより通販サイトに移動できますので是非お取り寄せくださいませ!
次からはお札を使って厄年を乗り切る方法をお伝えしますね!
厄年を乗り切る3つの手順
厄年には身体機能の低下により様々な不調が起きたりしますが、
それを良き習慣を始めるキッカケとしてみては如何でしょう?
オススメの厄年にすると良い習慣を3つお伝えします!
運動(トイレ掃除)
厄年になると体液の循環、血流の循環も悪くなりがちです。これを防ぐのがジョギングなどの運動です。
しかし忙しい毎日の中で運動にわざわざ時間をさけないという方も多いでしょう。
そんな方にはトイレ掃除をオススメします。トイレは毎日使う場所であり掃除を怠ると不衛生になります。
うすさま明王のお札を貼ったとは物理的な汚れは浄化できません。
悪いモノを防ぐ力はありますが、ずっと悪いモノが集まってくるのであれば、せっかくお札を貼ったのに対処療法に過ぎません。掃除をして物理的にトイレをキレイにしましょう。
そしてトイレ掃除は本気ですれば息が上がります。
軽いジョギング相当の運動量になりますし、毎日行えば血流も良くなって一石二鳥ですね!
言葉を整える(真言を唱える)
うすさま明王から守護してもらえる言葉(真言)を唱えるのも良いでしょう。
毎日トイレ掃除をした後にお札に向かって真言を唱えましょう。
うすさま明王の真言は
オンクロダノウウンジャクソワカです。
古代インドの言葉で読みにくいですが何度か練習すれば耳が覚えてスムーズ唱えれるようになります。
うすさま明王に守護してもらえることに感謝をしてから、スッキリした気分で1日をスタートしましょう。
すると不思議なモノで出会った人や起きた出来事を色眼鏡やエゴを挟まずにあるがままに捉えれるようになります。
なぜそのような状態になるかを説明します!
言葉と行動により心がプラスになる
トイレ掃除(行動)と真言を唱える(言葉)によってあるモノが連動して動き出します。
それは心です!良き行動と良き言葉によって良い心がついてきたということです!
良き言葉と良き行動の2つの作用によって心に活気がみなぎりやる気の炎が湧き起こります。
その炎は、うすさま明王の炎でもあります。良い行動と良い言葉の習慣を身につけようと努力する方は
うすさま明王の力とシンクロして災厄を弾き飛ばして力強く過ごせます!
そんな人を守って応援し守護してくださるのが、うすさま明王という仏様なのです!
まとめ
うすさま明王のお札が厄年に何故効くのかを解説してきました!
厄年になると体調の変化により心の変化とそれに合わさって災厄が呼び込まれる仕組みになっていましたね。
そんな状況から皆様を守護してくださるのが、うすさま明王であり、
そのお札を自宅のトイレに貼ることで守護していただけるのです。
それだけでなく良い運気にするには自分でも身体と言葉を良いモノにする必要がありましたね!
それによって心がプラスになって厄災を弾き飛ばして力強く厄年を乗り切っていけますので是非トイレのお札を貼ってみてください!
最後までお読み頂きありがとうございました!
なぜうすさま明王のお札が厄除けに効くの?
その前に厄年について解説しますね!